後編です。
前編では、来ることになった経緯とか、主に私生活のことを書きました。
後編では、お仕事のお話とか、部屋主の現状のお話とかを書こうかと思います。
今回も少し長めですが、どうぞお付き合いください……
農家、朝が早い(白目)
部屋主、朝が大の苦手です。朝10時より前は早朝だと思っている人間です。
農家の1日(他の農家さんがどうかはわからないですが)は、朝5時代に始まります。
前日に用意しておいた農作物を出荷しに行くのですが、これが大体どこに出荷をしに行くのも早朝です。一番早い出荷をする場所が6時少し前になります。
出荷作業が終わったあとは朝食を取って、8時半頃から作業再開です。次は収穫です。
祖父の持っている土地自体はかなりあるのですが、現在使用しているのは400坪のビニールハウスです。そこの半分を冬~春、夏~秋と季節ごとに植える場所を変えながら作物を育てています。現在はトマトがメインで育てています。
(1坪大体3.3㎡なので1300㎡、正直これだけでもかなり広い……)
取れる量にもよるのですが、収穫作業は二人でやると大体1時間~2時間かからないぐらいで終わります。その後は収穫したトマトを拭きながらサイズ順に並べて、袋詰めを行います。
大体ここまで作業が、早いときでちょうどお昼ごろに終わるので、ここで一区切りつきます。
お昼休憩は、規則正しく1時間。大体12時から13時が休憩です。
私はいつも少しだけ早く切り上げ、お昼を作ります。お料理→食事といった後は、洗濯もの(基本部屋干しなので天気は関係なし)洗濯物を干した後は掃除機をかけると、大体1時間です。
(これをしているとあっという間に1時間が終わるので、正直昼休憩は休憩にはなりません……)
毎日やるわけではないのですが、お昼の後は作物の手入れを行います。大体3時ごろには終わるので、夕方前には作業が終了となります。
最後に翌日に出荷の準備をして終わり……なのですが、この部分は祖父の差配なので手伝う部分はあまりなかったり。
その後は、売れ残りがあれば回収を行うのですが、これは出荷している場所によってあったりなかったりです。売りきれれば勿論行かなくてOKですし、数個だったら行かなくてもいいこともありますので、回収の頻度は割とまちまちです。
回収から帰ってきたら夕飯……なのですが、私が来てから作業を分担できるようになったので、祖父は早めに晩酌。そして早いときにはもう寝る体制に入っています。
冒頭で朝早いのが辛い……と書いたのですが、最近は、夜寝るのも朝起きるのも早い生活スタイルの祖父が朝の出荷に行き、朝が苦手で大体夜型の生活の部屋主が夕方の回収に行くという感じの役割分担が出来てきました。
祖父は早めに晩酌ができてハッピー、部屋主は少しでも長く朝寝ていられるのでハッピー。いい感じの役割分担となりました。
まあといっても起きるのは7時ちょい前あたりなので早いには早いのですが……(白目)
トマトは夏野菜ですが、ビニールハウスで冬でも栽培できるので、冬春用のトマトは1月~5月末日は毎日この作業です。
そう、毎日です。農家は作物の都合に合わせて動くので休みがないことは理解していたつもりですが、オールフリーの日がないのは結構大変でした……
1月あたりから手伝い初めて、6月にいたるまで、1日完全休日だった日はわずか2日間。
部屋主は疲れても大体しっかり寝て食べれば何とかなりますが……じいちゃん、本当に82歳か?
いや、うん。元気な分には全く問題ないし、寧ろいいことなのだけど、よく動けるなという感想しか出てこない……
そして、祖父が休まないことにはこちらも休むとは言えないので、毎日農作業です。
いやー、農家も大変ですね。。
まあ、楽な仕事ないということでしょう(楽だからこっちに来たわけではないですが)
現状トマト以外には、お米を作ったりしてます。
お米の方は売ったりするのを目的としていないので、そんなに大規模な感じではないのですが、自分の家で1年間食べる分や、親しい人に渡す分ぐらいはできます。
そして前にもちょこっと書いたのですが……
そう、これは、現状『お手伝い』であり、仕事として給料をもらうことができません。
つまり、部屋主、現状ほぼ無給なのですッ……!(辛すぎる現実)
無給なのには訳があります(寧ろないと困るのですが)
実は、少し前の記事でちょびっとだけ触れたのですが、『青色専従者』というものが関わってきます。
『青色専従者』、ざっくりいうと同じ世帯に住んでいる家族にお給料をもらっている人のことで、このお給料をもらっている人は、副業をすることが難しくなります。
絶対にできないわけではない……というのもまた複雑なところ。
国税庁の青色専従者の要項のなかに、
”その年を通じて6か月を超える期間(一定の場合には事業に従事することができる期間の2分の1を超える期間)、その青色申告者の営む事業に専ら従事していること。
というものがあります。この『専ら従事していること』という部分が問題です。
色々調べてみたところ、この『専ら』は、時間のほとんどを青色申告者の事業に従事しているという意味らしく、副業をする上で、本業(今回の場合は農業)の妨げにならないのが専従者だと認められるための条件らしいのです。
これだけであれば「妨げにならなければ別に副業をしてもいいのでは?」と思うのですが、ここで問題になるのが、副業をする上で、いくらまでなら稼いでいいのかが盛り込まれていないという点なのです。
どうやら、副業で稼げば稼ぐほど、それだけのお金を稼ぐには時間がいるよね?本当に専従しているの?と、突っ込まれる可能性があるらしいのです。
それを回避するためには勿論、税務署に提出するための証拠を用意しておかないといけません。
一応、専従者給与としてお金をもらう場合は、支払う側はこの給与分を経費として落とせるので節税になるらしいのですが……
(つらつらと書いてますが確証はないですので詳しく知りたい方は国税庁のホームページか、お近くの税務署へ……)
実は数年前の大雪にて、持っているハウスがすべて潰れてしまい、一部ビニールハウスの立て直しをしました。そして、そのローンがすこし残っています。勿論災害なので国から補助金が出たらしいのですべて自腹という訳ではないらしいのですが、これのおかげで余裕はありません。
それならいっそ、助けるというのであれば、手伝いという形にして専従者給与をもらわずに、自分で使うお金は自分で稼いだ方がいいのでは?となった次第です。
ですが、ほぼ毎日家事と農業を手伝いながら無給では生きていけないので、光熱費と食費のみは祖父持ちとなっております。
とは言っても、住み込みの場所は空き部屋で、水は井戸水なので水道代はなし。給湯器は絶賛故障中で、料理するところはIHなのでガスは使っておらずガス代もなし。あるのは電気代ぐらいなので通常の過程よりはお安いのではなかろうかと……
(ネットの固定回線はほぼ部屋主しか使わないので自腹)
本当は家賃とか生活費とかも入れてあげたいのですが、税金やら年金やら奨学金やらで手一杯なので現状はちょっと厳しめ。。
(流石に、部屋主も霞を食べて生きているわけではないのでこれぐらいは許してほしい。。)
という訳で、情けないことですが、早くこのサイトやら個人事業主の方でまとまった収益を上げなければ……といった状況なのでございます。。
一応、例の大雪の際に唯一生き残った100坪のハウスが放置されていて、そこは自由に使用していいとのことだったので、祖父の手伝いの合間に片付けをして自分で少しずつ何か育てようかとしてはいます。
ですが、放置されていた土地だけあって中は荒れ放題、使われていなかった土も改良が必要。メインの手伝いで忙しく数日放置されると一瞬で雑草が生え放題と、なかなか上手くいってはいません。。
(100坪ビニールハウス修繕とか)
2月ビニールハウス修繕開始時とか、片付けしたりとか、蛇にあったりとか色々……
少しでもお金になる何かができればいいのですが、もう少し根気強くやる必要がありそうです。
時間かかり過ぎて片付けした端から雑草が生えてくるのがやばいです。。
先は長そうですが、気長に頑張っていくとしましょう……
そんなこんなで前編後編ともに今現在の部屋主の状況はこんな感じです!といった記事でした。
なんとかして稼がねばならないのですが、やりたいこともたくさんあります。
このブログは勿論そうですし、小説なんかも書いてみたかったりします。ギターも練習したいですし、他にも、触ったことすらないのですがBlenderで3DCGとかも触ってみたり、お絵描きや動画制作なんかも……
当然小説も読みたいしゲームもやりたい。
正直、やりたいことはあり過ぎて時間が足らないです。(お金も足らぬ。。)
何個か並行でできたらいいのですが、マルチタスク苦手すぎるマンなのであまり多くのことを抱えると寧ろ効率が落ちてしまうのです……
なので、順番を付けて1つずつしっかりやっていけたらなぁ……と思います。
まず目先の目標としては、ブログの収益化とかでしょうか。
本当はこの記事も3月ごろには上げたかったのですが、6月頃までなんだかんだ色々と忙しかったのと、ちょっと時間が出来た時は遊びすぎてしまうという感じで気付いたら半年たっていました(白目)
ここ半年で、これからはこんな感じだろうという感覚と、1日の内自分のやりたいことをやれるタイミングがようやくつかめてきたので、これからはもっとコンスタントに記事更新を頑張っていきたいところです。
次は少しサイトのページ追加をしたりして、いよいよレビュー記事に挑戦してみようと思います。
1週間ぐらいで更新できるように頑張りますので、気ままにお待ちいただけるとうれしいです。
それでは、また次の記事で……